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『「好きなこと」だけして生きて行く。』心屋仁之助【書評】本当に好きなことってなんだろう?

『「好きなこと」だけして生きて行く。』心屋仁之助【書評】本当に好きなことってなんだろう?

あなたは,本当に好きなことをして生きていますか?

世の中に本当に好きなことをして生きている人ってどのくらいいるんだろう?
毎日好きなことだけして楽しく生きることってできるだろうか?
世の中には,ありあまるほどのお金があって,不労所得だけで十分で,やりたいことだけして生きている人もいるのでしょう。
また,したいことをしてそれで十分な収入が得られ,毎日楽しく過ごしている人もいるのでしょう。自分が知っている人にも後者は少なからずいます。
しかし,自分の周りのほとんどの人はそうではありません。僕が働く職場では,生活のためだけに仕事をしていたり,ワーカホリックだったりしますが,心から好きで仕事をしている人はいないと思っています。頑張って仕事をしてたまに息抜きして生きている。そんな人ばかりです。

自分には頑張らなくても価値がある

今の職場で仕事を始めてから「あいつは何度言っても全然やらない。」「本当にダメなやつだ。降格だ。」と言ったセリフをよく耳にするようになりました。そして,いつの間にか僕自身もそう思うようになり,頑張らなければ価値がないと自然に思うようになりました。だからこそ,仕事は頑張ってきたし,やらない人にイライラするようになりました。
そして,頑張らない自分には価値がないと思っています。

それが,本書では

頑張らなくても価値がある。

人生は人が思うよりずっと甘くて優しい。

人生は上りのエスカレーター。

と語りかけてきます。

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にわかにはこの考えを受け入れられそうにありません。

大切なのはそれが信じられるかどうかだと著者は言います。

好きなことだけして生きていきたい。

そう思って本書を読んだからには,受け入れられない!で終わってしまっては無意味です。

そうなりたいんだから,心の奥底では疑っているかもしれないけれど,そうなるように行動したい。

本当に好きなこと

僕は自分がしたいことがよくわかっていません。ここでいうしたいこととは「ライフワーク」としての仕事という意味です。著者自身の経験からも好きなことがわからない人って多いみたいです。また,好きと思っていても「本当の好き」じゃないことも多いとのこと。たとえば,

白米が好きか,玄米が好きかと聞かれて,「玄米」と答える人も多いと思うのですが,その人に理由を聞いてみます。「健康にいいから」とか「栄養価が高いから」とか「血糖値が上がらないから」と答えます。その理由の裏には「損か得か」「正しいか間違っているか」がはりついています。だって玄米を食べた方が栄養的に「得」だから。玄米を食べたほうが健康的には「正しい」から。でも白米と玄米がまったく同じ栄養価で,同じように健康にいいとすると,それでも「玄米が好き」と答えますか?
状況や立場が変われば,「本当に好き」は変わってしまう。

それは「本当に好き」じゃない。

どうして好きかという理由がある。これって多いですよね。この例で続きを考えてみると,仮に「今後,玄米が本当は体に悪いことがわかったとする」と,それでも玄米が好きという人は多分ほとんどいないんじゃないかと思う。

「本当に好きなもの」には理由がない。
状況や立場が変わっても,変わらない「好き」もある。
それが「やっぱり」好き
。やっぱり好きには「損得」や「正しいか間違っているか」の理由はつかない。
「やっぱり」がつくものが本当に好きなもの。人は「本当に」好きなもののことを考えるとなぜかワクワクしたり,テンションが上がったり,静かに満たされたりする。なぜかわからないけれど,やっぱり好きで,なぜかわからないけれど,そこに触れているとテンションが上がる。それが「本当に」好きなもの。

確かにその通りだ。僕はとりあえず好きなこと探しから始めてみよう。

好きなことをする覚悟

そして,本書では好きなことが明確だけど,踏み出せない人へたくさんのメッセージを送ってくれる。

僕たちは人から嫌われないように,批判されないように,なるべく自分を閉じて生きている。窓を閉じれば,虫は入ってこない。でも爽やかな風も入ってこない。爽やかな風に当たるためには,窓を開けて,虫が入ってくるのも覚悟しないといけない。
覚悟を決めて,自分という窓をオープンにしたからこそ,いいものもいっぱい入ってくる。

これは,耳が痛い言葉です。僕は虫が嫌いです。できれば,風だけが欲しいと思ってしまいます。嫌われてもいいという覚悟がなければ主体的な人生は享受できない。周りに流されるだけの人生になってしまいます。

才能,徳,魅力を持っていることにしてみよう
。自分のことを大したことがない,そこそこだと思っているとそこそこの結果しか来ない。そこそこだと思っている人に,すごい結果がくると,そこそこだと決めている自分の中で「ふさわしくない」という葛藤が生じるので,わざわざその結果が続かないようにする。

これも痛いほどわかります。にもかかわらず,自分自身このとらわれから抜け出せていない。

よくホメオスタシスとかコンフォートゾーンとかの言葉を使って説明されていることですよね。

小さな「やりたい」から始めてみよう

まずは,少しずつしたいことをしてみよう。そして,心からしたいことがわかれば,この本を再読して踏み出す勇気をもらおうと思う。

あなたは,毎日好きなことをしていますか?

「好きなこと」だけして生きていく。
心屋 仁之助
PHP研究所
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よっしー

よっしー

30代サラリーマン。 そろそろ人生を真剣に生きなければと活動中。 既婚。子供ふたり。 IT好きのITオンチ。 ガジェット好きのガジェットオンチ。 珈琲好きだけど、夕方以降に飲むと眠れません。 スタバ好きだけど、スタバのコーヒーは深煎り過ぎて苦手。 いつも頼むのはカフェアメリカーノ。 パンを焼くといつも真っ黒にします。 フリック入力は苦手。 このブログは親指シフトで書いています。

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