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『ソウル・オブ・マネー』リン・トゥイスト【書評】世界観を変えるお金との付き合い方

『ソウル・オブ・マネー』リン・トゥイスト【書評】世界観を変えるお金との付き合い方

本を読んで、書いてあることを理解はできるんだけど、すっきりと腑に落ちない。しっかりと自分の中で咀嚼できていない。そういうことってないですか? 僕は最近読む本でよくそういう思いを味わっています。この本もそう。
本でもなんでもそうだけど、文章って何かを伝えたくて書いているわけですよね。「私は昔はこうだったんだけど、あるときこういう体験をしてこういうことに気づいたからそれについて書きますね」っていうこと。著者自身も長い時間をかけて気づいたことを、1回読んだだけで言いたいことを全て理解するのは無茶だと思うけど、読んだからには何かを得たいですよね。

この本は、お金について書かれているのですが、ノウハウ本ではありません。お金との付き合い方についての考え方をとても大きな視点から述べています。

著者は、世界的な活動家、資金調達の専門家、コンサルタント、著述家。30年以上にわたって多くの世界的な問題を解決する活動に中心的な存在として携わっているようです。
飢餓を撲滅することを目的としたハンガープロジェクト協会の設立当初のメンバーで、旦那さんと一緒にアマゾンの熱帯多雨林を保護する非営利法人を創設したりしています。
著者夫婦もかつては、マネーゲームに魅了され、物質的な豊かさを追求していたようですが、ハンガープロジェクト協会の地球の飢餓を終わらせるための取り組みに共鳴し、「お金と所有の無限連鎖」から降りたとのこと。

「欠乏」という神話ーもっともっと!

私たち多くの人にとって、朝起きて最初に考えることは、「充分な睡眠が取れなかった」というものです。次に考えるのは、「充分な時間が無い」というもの。それが真実であるかどうか別として、疑問を持つ前に、「充分には無い」という思考がほぼ自動的に浮かんできます。
私たちは自分たちが充分に持っていないものについて、聞き、説明し、文句を言い、心配して、人生のほとんどの時間を過ごしているのです。

僕がこの本を読んでまさに自分はそうだ! と思ったところ。
毎日、毎日、「足りない、足りない」と思って生活しています。
それはお金だけじゃなくて、あらゆるものが足りないと思っています。
お金、時間、才能、能力、睡眠、運動、自由、健康……とにかく何もかもが足りないと思い込んでいます。
足りているものももちろんあるんだけど、そこにフォーカスは当てない。僕はあるものにはほとんどフォーカスしないで、足りないものにばかり目を向けてしまいがち。

日々、欠乏感に苛まれています。

著者は、この繰り返される「無い」というマントラが、あらゆる思考の「前提」となり、さらにこの「前提」は、満たされない人生に対する都合の良い「言い訳」へと進化していく と言います。自分が望むものを手に入れられない、あるいは自分がなりたい人物になれないとき、その正当な理由になり、それはゴールを達成できない理由、自分の夢が叶わない理由、他でもない自分自身を諦める理由となる と説いています。

そして、お金と財産の様々な階層の人々と交流する仕事の中で、著者はこの「思い込みに支配された人生」からある程度の距離を取り、自分を解放させることができると気付かれたそう。

思い込みを捨てて観察した結果、お金と私たちの関係を完全に固定させてしまうことになった、3つの「欠乏の神話」について書いています。

欠乏の神話その①「充分には無い」

全員に行き渡るだけ充分には無い。誰もが成功するわけではない。人間はあまりにも多すぎるし、食糧は充分には無い。……時間は充分には無い。お金は充分には無い。
私たちが自分の世界を「欠乏」と定義したとたん、私たちの人生のエネルギー、すべての思考、すべての発言、行動のすべてにひとつの努力が課されます。それは、「怖れている現実にならないようにするための努力」です。私たちが、生きるために努力することは、とても高潔で、責任ある行為になる。
でも、もしもすべての人にとって充分ではないのなら「他者を犠牲にしてでも自分のために気を配ること」が、その努力の方法ということになる。

欠乏の神話その②「多ければ多い方がいい」

自分が所有しているより量より、多い方がいいに決まっている。
私たちが常に「次のこと」に焦点を当てていると、私たちは人生に現れた素敵なギフトを経験することなどできない。

欠乏の神話その③「それは、そうと決まっている」

それは、そうと決まっている、だから、解決策はない。というもの。
ある種の麻痺状態であり、そして、そのすべてに欠乏の諦めが入り込む場所となる。諦めは私たちに絶望と皮肉を感じさせ、自分がすでに持っている変化を起こすための、時間やエネルギー、創造性といったリソースを出し惜しみするための都合のいい言い訳を探す。

んー、この欠乏について書かれていることが、自分に当てはまりすぎて、言葉にならない感じですね。

「充足」の思考へ

この欠乏感という内向きのベクトルから離れること
そして、「充足」の思考で人生を深い部分で満たし、自分のギフトを分かち合うようにオープンにして、外向きのベクトルにしていくことを説いています。

次の行動

本書に書かれていることは、確かにそうなんだろうけど、残念ながら、まだやっぱり自分が理解できる段階ではないなぁ。

とりあえず、もう少し、普段考えずに使っているお金の使い方を考えることから始めてみよう。そして、どう思ってお金を使うか? ちょっと大きすぎる言葉だけど、きちんとその使い道に自分の魂を込めているか? それが著者の言うお金の使い方なのだと思う。

それと、断捨離をしっかりやり遂げてみよう。中途半端な状況でいるけれど、完璧にやってみよう。

全然、視座は違うけど、最初のステップは小さいとこから。

再読する機会があれば、この本の考え方がすっと自分の中に入ってくるといいな。

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よっしー

よっしー

30代サラリーマン。 そろそろ人生を真剣に生きなければと活動中。 既婚。子供ふたり。 IT好きのITオンチ。 ガジェット好きのガジェットオンチ。 珈琲好きだけど、夕方以降に飲むと眠れません。 スタバ好きだけど、スタバのコーヒーは深煎り過ぎて苦手。 いつも頼むのはカフェアメリカーノ。 パンを焼くといつも真っ黒にします。 フリック入力は苦手。 このブログは親指シフトで書いています。

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