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『フィット・フォー・ライフ〜健康長寿には「不滅の原則」があった!』【書評】人間は果食動物!?

『フィット・フォー・ライフ〜健康長寿には「不滅の原則」があった!』【書評】人間は果食動物!?

読み進める都度、今までの食に対する考え方が正しいのかどうかすっかりわからなくなってしまう。
とにかく、これまでの食の常識を覆す内容でした。

人間は果食動物だった!

僕が本書を読んで、一番衝撃的だった言葉です。

先日読んだ『食べない人たち』という本の”不食”という言葉も初耳でしたが、これも初めて聞く言葉です。
Macの自動変換だと、”不食”は”腐食”、”果食”は”過食”と変換されてしまいますね(笑)

ジェームス・スキナー『成功の9ステップ』の健康セクションのベースになっている本

ジェームス・スキナー著『成功の9ステップ』で健康についてのステップがありますが、その健康セクションのうちの食事についてはこの書籍を参考に体系化されているとのことで、同書の中で本書が紹介されています。

ナチュラル・ハイジーン

ナチュラル・ハイジーンという考え方があります。
「健康のために必要な条件を体に与え、体を傷つけるようなものを体に与えないことによって、体の内外環境を清潔に保つ」というものです。

本書は、ナチュラル・ハイジーンが世界中に広く知られるきっかけとなったナチュラル・ハイジーンの入門本といえるものです。

「フィット・フォー・ライフ」とは

本書では、「フィット・フォー・ライフ」を以下のように定義しています。

「食べる」という人間としての喜びを失わず、イライラした気分とは無縁でいられ、そして待ち遠しく感じられるほど食事の時間を大切にし、さらにうれしいことに、最も快適な体重を永久に維持できるのである。
それが、「フィット・フォー・ライフ」(もっと健康になるための、生命と調和した生き方)のすべてである。

「フィット・フォー・ライフ」によって「食べるために生きる」ことをやめ、「生きるために食べる」ことを学ぶだろう。

体には24時間周期のリズムがあり、「人間の食べ物を処理する能力は、毎日決まって起こる3つのサイクルが効率よく機能しているかどうかにかかっている」といいます。

3つのサイクル
正午〜午後8時   補給(摂取と消化……食べることと食べたものの分解)
午後8時〜午後4時  同化(吸収と利用……体への同化)
午前4時〜正午   排泄(体内の老廃物と食物カスの排出

本書では、基本的に、食事をするのは12時から20時までの間を推奨していて、午前中に食べていいのは、果物だけです。

〔原則1〕水分を多く含む食べ物を食べること

人体も地球も、70%は水であり、体を常にベストコンディションにしておくには、水分が少なくとも70%をしめる食事をしなければならない。生きているためには、「水を摂取」しなければならないとのこと。しかし、著者は「水を飲む」ことではなく、「いかに水を摂取するか」ということを説いています。
「水を摂取する」とは、「水分を多く含む食べ物」を指していて、食べ物でこれを満たしているのは、果物と野菜の2つで、それ以外のものは、凝縮された食べ物だと言います。
摂取する食べ物の70%程度を水分を含んだ果物と野菜にし、凝縮食品(パン、米、肉、魚、乳製品など)は30%程度に抑えるようにすべきだとのこと。
そして、飲み水は果物や野菜の中に含まれる水分とは違うので、酵素や生命を保つ他の要素を体内に運んでくれないと言います。

ジェームス・スキナー「成功の9ステップ」での健康セクションの食事については、本書を参考にしていると先述したわけですが、ジェームスは、水をたくさん飲むことを推奨しています。
汗などで身体の水分が減ると、水分を多く含む、血液の流れが悪くなります。
血液の流れが悪くなると、身体の細胞に充分な酸素がいかず、エネルギーの循環が滞り、エネルギーが下がってきてしまいます。また、身体の「酸性」を中和して浄化する役割にも、
『水』が欠かせないということで、水をたくさん飲むことを勧めていますが、この点が、本書の見解とは異なるわけです。

そして、本書では食事をしながら水を飲むと、体を非常に衰弱させると言います。
食べ物と一緒に水を飲むと、食べ物を分解する胃の消化液を薄めてしまうことになり、食べ物が正しく消化されるのを妨げると言っています。

〔原則2〕食べ物は正しく組み合わせて食べること

「タンパク質食品と炭水化物食品を1回の食事の中で組み合わせて食べると、胃の中で炭水化物の消化酵素(アルカリ性)とタンパク質の消化酵素(酸性)が中和してしまう」と書かれていますが、後ほど訳者の注意書きが入り、本書出版後に、「胃の中は常に酸性で、唾液に含まれるアルカリ性の消化酵素の影響を受けることはない」ということが明らかになったとの事。

この記載は、読者を誤解させそうですね。
誤りの部分にはちゃんとその箇所にて誤りであること、訂正ページを記載してくれる方がわかりやすいと思います。
そうだとしても良くないとのことですが。

訳者によると、
胃の中で酸性とアルカリ性の消化液が中和されることがなくても、炭水化物食品とタンパク質食品は生で食べない限り、一緒に取ると、多くの場合、完全に消化されないまま大腸へ送られ、未消化の炭水化物は発酵し、タンパク質は腐敗してしまうとのこと。
炭水化物を一緒に取ったタンパク質は長い時間かかって胃や小腸を通過し、完全に分解されないまま、その多くの部分が腐敗して大腸に至る。そこでバクテリアによって分解され、そこから生じる副産物はどれも非常に強い有害物質で、腎臓や肝臓に大きな負担をかけるばかりか、老化を速め、深刻な病気を引き起こすとのこと。
生のタンパク質食品(ナッツや種子類)や炭水化物食品(発芽させた穀物、豆類)は、一緒に取っても腐敗や発酵は起こらないと言います。

そして、もう1つ。
消化にとっての理想は、1回の食事につき1つの凝縮食品(果物、野菜以外の食べ物)を取ることなので、2種類のタンパク質を同時に食べるべきではないとのこと。

これは、例えば牛肉と鶏肉を一緒に食べることが良くないのではなくて、肉と魚、肉と卵、肉とナッツという組み合わせが良くないと言っています。

つまり、カツ丼や親子丼、オムライス等々は消化には良くないってことですよね。
そして、最悪なのは、やっぱり飲みに行っていろいろ食べることでしょう。
飲みに行くといろんなものが食べられることが嬉しい人も多いですが、胃には良くないということですよね。
酒を飲んで、あれも食べ、これも食べ、そして、締めにラーメン、これは最悪ということです。まぁ、それがいいなんて思っている人はいないでしょう。
わかってるけど、やっているのが実際ですよね。

〔原則3〕果物を正しく食べること

ここで、僕が本書で一番の衝撃的だった「人間は果食動物だった!」という言葉が出てきます。
果物こそ、人体の構造や機能からして、人類がすんなりと受け入れることかできる唯一の食べ物だと言います。

正しい食べ方とは、果物は空腹時に果物だけ生のまま食べるということ。食後のデザートとして食べるのは、腐敗の元凶なのでダメ! ということです。
これが、「フィット・フォー・ライフ」の最も重要なポイントです。

そして、午前中は果物だけを食べる。欲しいだけ食べていいとのこと。

よく、果物は果糖が多く、食べ過ぎは良くないと言われますよね。
そう思いつつ読んでいたら、最後の方でこれについて、訳者の方が理由を述べて否定しています。
本書の邦訳をされている松田麻美子氏は、ご自身がナチュラル・ハイジーンの日本人パイオニアであり、自著も複数出版されています。
そのため、本書は普通の邦訳書ではなくて、訳者が日本人向けに注釈や解説を多数加筆されています。

基本ルール

基本的には、午前中は果物のみにし、昼食と夕食はサラダ中心にすることを推奨しています。
肉や魚を食べたいなら、1日に1回までとし、肉と野菜、パンと野菜という感じで、野菜とその他の一品という組み合わせを推奨されています。

その他

その他の注意として

牛乳は健康食品ではないということ
ヨーグルトは長寿食品ではないこと
コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインの危険性

等々を説かれています。

結局、何が正しいの?

今の時代、食事や栄養についての情報は、書籍や、ネット、テレビ、等々溢れています。
ある人は、「毎日エネルギッシュに過ごしたいなら肉を食べろ!」と言います。
ある人は、「肉は食べてはいけない!」と言います。
テレビ番組で「ある食品に含まれているこれがいい!」なんて放送があると、たちまち品切れになることもあります。(たいてい一過性ですが)
カフェインは体にいいだとか、はたまたドラッグの一種だとか言われます。
アルコールも同じですよね。

結局、何が正しいの? ってよく思います。
結論として、たいてい「バランスが大切で取りすぎは良くない! 偏ってはダメ!」とまとめられます。
間違いではないでしょうが、
食べ過ぎ、飲み過ぎっていう話は置いておくと、 「それは答えになっていないんじゃない?」って僕は思うのですが。

今後の食事について

普段、炭水化物とタンパク質ってほとんどセットで食べますよね?
特に外食するとたいていそうなります。
特に日本人は、ご飯と肉、ご飯と魚の組み合わせの定食料理が中心だし、ラーメンなどの麺類も大好きで、チャーシューや卵が乗っています。
丼モノもチェーン店は至る所にありますし、回転寿司チェーンはいつも混雑しています。
特にくら寿司なんて、サイドメニューも充実しててどれも美味しくサイコーです(笑)
(本書では、訳者が米と魚の組み合わせである寿司は良くないとしており、そして魚自体にも否定的です。本書の中に、生のタンパク質食品(ナッツや種子類)や炭水化物食品(発芽させた穀物、豆類)は、一緒に取っても腐敗や発酵は起こらないと書かれていましたが、魚は該当しないのでしょうか)

正しいのかどうか良く分からない記述もありますし、とても実践はムリ!! と思うかも知れません。
ただし、本書はあくまでもベストを推奨しているだけで、禁止しているわけではありません。
ムリのない範囲での実践を勧めています。
ナチュラル・ハイジーンの入門的な位置付けであり、普通の人が普通に実践できるように緩やかにされているようです。

本書では、「フィット・フォー・ライフ」のための4週間メニューが掲載されていて、そのためのレシピも60ページ超に渡り記載されています。

ただ、僕は料理を全くしないのです(^_^;)
「すればいいだろ!」ってツッコミは無しで。

というわけで、まずは簡単にできることで、朝食をフルーツにしてみました。
菓子パンやケーキ、スナック菓子を間食にしてしまう人は、それをフルーツに変えるだけでもいいと思います。
ただし、フルーツは食事後、一定時間経過してからというルールがありますので注意してください。

まだ、始めたばかりで効果のほどはわかりませんが、しばらく続けてみたいです。
いまのところ、フルーツだけだと胃にもたれず、お腹も空いてる状態が続いて、とりあえず悪くない感じです。

たまに、ホテルなんかで朝食にご飯とおかずを食べると、どうも食べ過ぎてしまってお腹いっぱいになり、せっかく1日のうちで一番パフォーマンスが良い午前中が最悪の状況になります。

結局、何が正しいのかって、自分で試してみるのが一番だと思います。
この本、結構分厚いですし、せっかく読んで何もしなければ知識として知ってても何の意味もありません。

僕はしばらくの間、朝食を試行錯誤中です。
以前のパン食から、フルグラに変更し、牛乳をかけて食べていましたが、どうも体調が優れずヨーグルトに変えてみたり、はたまた何も食べないことを試してみたり。

やってみて損することはないですからね。
少しずつ改善です。
そして、「フィット・フォー・ライフ」を実践すると、好きなだけ食べていいという量的な意味で食事制限をせずにダイエットができるそうですよ。

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よっしー

よっしー

30代サラリーマン。 そろそろ人生を真剣に生きなければと活動中。 既婚。子供ふたり。 IT好きのITオンチ。 ガジェット好きのガジェットオンチ。 珈琲好きだけど、夕方以降に飲むと眠れません。 スタバ好きだけど、スタバのコーヒーは深煎り過ぎて苦手。 いつも頼むのはカフェアメリカーノ。 パンを焼くといつも真っ黒にします。 フリック入力は苦手。 このブログは親指シフトで書いています。

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