コレス フリータイムケトル使用レビュー! デザイン性と機能性を兼ね備えたケトルに出会えてうれしい
いままで、コーヒーを淹れるためにいくつもケトルを使ってきました。
ただ注ぐためだけのケトル、湯沸かしもできる電気ケトル、いろんな選択肢はありますが、やっぱり自宅でコーヒーを楽しむには温度設定、保温機能が付いた電気ケトルが便利。
そして、便利なだけじゃダメなんです。
コーヒーを淹れることを楽しくさせてくれる使い心地とデザインを兼ね備えたものがいい。
そんななか、ようやく出会えたケトル。
それが、コレス フリータイムケトル。
ほんと良いものに出会えましたので、紹介したいと思います。
仕様
サイズ:約W28.5×D13.5×H20.0cm
重量:約770g(ケトル本体)
材質:ステンレス、ABS樹脂
消費電力:1200W
電源:100V 50/60Hz
コードの長さ:約1.0m(プラグ部分除く)
最大容量:約0.8L
温度設定範囲:40℃~100℃(1℃単位で調整可能)
保温可能範囲:40℃~96℃(96℃~100℃設定の場合は設定温度に達してから96℃まで下がって保温)
保温時間:30分間
温度設定と保温機能
最近の電気ケトルは、たいてい細かな温度設定と保温機能が付いています。
使うためには十分な機能。
保温機能30分というのは、コーヒーを淹れるためにはちょうどいい時間ですね。
30分で電源オフになるので、電源オフボタンを押すことを最初からしないと決めておけます。
電気代と手間を考えたときに、絶妙です。
以前は,個人的になんとなく、いったん沸騰させて(100℃にして)から、90℃位にしてコーヒーを淹れたいと思っていたのですが、その機能はいまのところ確かシロカのケトルにしかないようです。
というか、水道水を沸騰させる目的って、塩素等を除去したりだと思うんですが、その場合10分以上煮沸が必要みたいなので、それだといったん100℃に沸騰させる必要性ってあまりないかなと思ってやめました。
どうしても沸騰させたいなら、このケトルを含め、たいていのコーヒー用電気ケトルには湯を冷ます機能はないので、いったん沸騰させたあと、90℃とかのコーヒーを淹れたい温度に保温設定をするという手間がかかります。
容量
内部にMINとMAXのメモリがあります。
MAXのメモリの位置は見やすい。
前に使っていたエペイオスの電気ケトルはハンドル側にメモリがありますが、右手でハンドルを持った時に正面に位置するところにあるほうが見やすい。
でも、左手でハンドルを持つ人だと逆側になってしまうので、エペイオスの電気ケトルのようにハンドル側にメモリがあるほうがいいですね。
基本的に右手で持った時に、ロゴやメーカー名が自分のほうを向いているので、ケトルって、右利き用に作られていますよね。
▼HAGOOGI (ハゴオギ)
▼Epeios(エペイオス)
ただ、このコレスのケトルにしろ、左手で持ってもロゴが逆になるだけで持ちやすさは同じです。
コレス フリータイムケトルの最大容量は800ml。
MINの表示まで入れると200ml。
MAX(800ml)以外のメモリ、600mlとか間のメモリもあれば、より分かりやすいとは思いますが、MINが200mlでMAXが800mlなので、MINとMAXの半分くらい入れると、500ml位っていう目安にはなります。
シンプルなメモリ表記と温度計測以外何もなく、中はすっきりとしています。
デザイン
デザインは好みによりますが、めっちゃかっこいい。
本体表面はシックでマットなブラック。
ラバー部分がアクセントになっていて、とてもいい雰囲気です。
ふたがちょっと斜めになっていたり、細部までなんともいえないこだわりを感じます。
注ぎ口の形状も丸みを帯びていて滑らかな曲線を描いています。
ハンドル部分はとてもユニークな形状。
電源台は比較的コンパクトな設計だと思います。
大きめのエペイオスと比べるとだいぶすっきりとしています。
そして、電源をONにすれば、浮かび上がるサークルライトと名付けられているディスプレイが、これまたいい。
とてもスタイリッシュ。
くるくるとディスプレイで回るサークルを眺めるだけで気持ちいい。
1つ1つのパーツもよく、それが合わさって全体としても絶妙なデザインだと思います。
コーヒーを淹れるツールとして考えたときに、機能性や操作性だけじゃなくデザインって大事。
YouTube等で絶賛されていたりする電気ケトルなんかも、個人的にデザインの好みで敬遠しているモノもあったりします。
コーヒーを淹れる時間を楽しむために、デザインはこだわりたいポイントです。
もちろん、デザインはそれぞれの好みなので、自分の気に入ったモノを探しましょう。
使い方
使い方は簡単。
電源オンしたあと、温度設定ダイアルを回して好みの温度を設定。
その後、温度設定ダイアルを回すのではなく、押すと湯沸かしスタート。
押さなくても、ダイアルを回して温度設定するだけで、3秒すれば自動的に加熱が始まります。
せっかちな人は押してもいいし、めんどくさがりな人は、ダイアルを回すだけでOK。
このダイヤルの回し心地がいいんです。
保温したいなら、保温ボタンを押しておけば、設定温度に加熱後、30分間、自動で湯沸かしON/OFFを繰り返し、設定温度で維持してくれます。
96℃~100℃で温度設定した場合は、96℃前後で保温されます。
保温中にケトル本体を電源台から外して5分以上経過すると、自動的に電源が切れます。
しばらくケトル本体を外していたら水温が下がっているので、保温を再開する場合は、5分以内にケトル本体を電源台に再度戻すと設定温度まで加熱して保温されます。
設定した温度になると、「ピ・ピ・ピ」と鳴って、サークルライトが点灯し、℃が点滅します。
なお、加熱中でも保温前提は可能ですが、加熱終了後は保温設定ができない仕様とのこと。
コーヒー淹れるときは湯を沸かしつつ豆を測って挽いたり等々、流れ作業があるので、常に最初から保温設定するので、特に問題ないですね。
ディスプレイには、加熱中は現在の水温が表示されていて、加熱終了後保温中は設定温度が表示されます。
エペイオスの電気ケトルは、現在の水温と設定温度が常時両方とも表示されているのが良いと思ってましたが、よく考えると保温中はその温度を維持しているのだから、現在の水温は必要ないですね。
強いていうなら、しばらく電源台から離すと水温が下がっているので、今何℃かな? と思ったときに、いったん保温を解除すると、現在の温度が確認できます。
シンプルでいいです。
そして、温度表示は、明るく大きくて本当に見やすいです。
使用感・使い心地
電源台
コレスの電源台は、操作感・視認性ともとてもいいです。
マニュアル確認しなくても、なんとなく触れば問題なく使用できる操作性。
そして、視認性よくデザインセンス抜群の見た目。
最近のスマホのような感じですね。
そして、電気ケトルって、この土台が大きくて邪魔に感じるケトルも多いですが、このケトルの土台は結構コンパクト。
エペイオスの土台は、大きな円盤って感じで、けっこう場所を取っていたんですよね。
蓋の開閉
ふたの開閉は必ず行う作業なので、ケトルの使用感にとって重要なポイント。
ふたはとても取り外しやすいです。
ソフトな開け心地。
逆に閉めるときは、少しグッと押す必要がある感じかなという印象。
固い感じではないです。
また、沸騰直後に蓋を開けたい場合も熱くて開けられないようなことはなく、普通に触れるので安心です。
持ちやすさ
持ちやすさは手の大きさや性別によって変わってくると思いますが
ハンドルは、特に商品説明には記載されていませんが、人間工学に基づいて設計されているんじゃないか思うくらい持ちやすい。
太めのグリップでとても握りやすく、安定感があります。
そして、上部に親指を乗せられるようになっていて、グリップが手にしっくり馴染みます。
ただ、握りこんで持って、真横から注いで淹れたい人には、▼のようなハンドルのほうがいいかなと思います。
重さは公式で約770g。
実際に測ってみたら、768gでした。
これは少し重いと思う人もいる思います。
そんな人のために反対側の手で前側の下部にしたから支えられる取っ手が付いています。
デザイン性を損ねることもなく、また注ぎ口より出っ張っているわけではないので、ドリップ時にドリッパーに当たるようなこともないです。重くなくても、こうやって注ぐ人もいますしね。
注ぎやすさ
個人的に、このケトルの注ぎ口の形状が気に入っていますが、デザインがいいだけじゃなく、注ぎやすい。
細くも太くも注ぎやすい。
これは、フリータイムケトルと名付けられているとおりで、使い勝手がいいです。
深煎りをゆっくり細く注げるだけだけじゃなく、浅煎りを太く勢いよく注ぎたいし、コーヒー以外に使うときにも細すぎると時間かかってしまいます。
コーヒー抽出以外にも使えるケトルは、コストパフォーマンス高いです。
そして、ドリッパーに注ぎ口が当たりやすい形状のケトルもありますが、この注ぎ口はその点も配慮されているのか、ドリッパーにカチャッとなりにくい感じです。
まとめ
大げさじゃなく、僕がケトルに求めていたデザイン性と操作感、機能性、すべてを満たしてくれるケトルにようやく巡り合えた!
って感じです。
気になる人はぜひ試してみて欲しいです。
使っていないときにも、愛用しているコーヒーグラインダーVaria VS3と並んでいるのを眺めるのが楽しい。