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堀 大輔 著『できる人は超短眠!』【書評】トンデモ本か!? 革命本か!?

堀 大輔 著『できる人は超短眠!』【書評】トンデモ本か!? 革命本か!?

焚書もの!? それとも?

この本は焚書ものなのか? それとも睡眠に関する地動説となるものなのか?

著者は以前は1日8時間は眠るロングスリーパーでしたが、25歳のときから6年間、1日平均45分以下睡眠の超ショートスリーパーになったのだそう。
45分ですよ! 45分!? 信じられますか!?

本書の冒頭で、「睡眠の常識」をいったんリセットし、新しい価値観に置き換えることなくして、ショートスリーパーにはなれないと書かれています。

まぁ、それは当然といえば当然かもしれません。
十分な睡眠は身体にとって必要なことで、短眠は身体に悪いと思っていれば実践は困難です。
その場合、意思の力で頑張るしかありません。
「忙しくて睡眠時間が足りていない」と言う人は多いですよね。
僕もそうです。
その場合、無理してるから眠い! 体がダルい! と感じています。
僕は睡眠時間が短いと、起きた瞬間から1日中そう思っています。
ホントに1日中、睡眠不足を気にしながら生活していたりします。
欠乏感に支配されていますよ(苦笑)

そういえば、以前、書いた書評でも同じ欠乏感について触れています。

睡眠の常識

第1章で、一般的に信じられている睡眠の常識をことごとく否定していきます。
それはまぁ、丁寧につぶしています。
読んでなくて気になる方は、Amazonの内容紹介をご一読してみてください。
本当かよ!? って突っ込みたくなるかもしれません。
実際読んでみても眉唾に感じることもあります(笑)
それだけ常識として捉えられているということです。

そして、まず僕が衝撃的だったのが、著者が有名な睡眠研究機関を訪ねて、そこの教授に
「なぜ毎日睡眠をとる必要があるのか?」
と質問したところ、返ってきた答えは
「眠たくなるから眠るんだ。それ以上のことはわかっていない」
というものだったということです。

え!? ですよね!!
これだけ十分な睡眠が必要なことが叫ばれているにもかかわらず、そんなことも答えが出ていないの?
です。

睡眠学の権威であるW.C.デメント博士ですら、自身の著書の中で
「1日にどれだけの睡眠時間が必要なのか?」
という質問に対して、
「日中に過度な睡魔が発生しない程度眠ればいい」
という、誰でも答えられるような回答をしているそうです。

一体どういうこと!? という思いです。

今までも睡眠についての本は、数冊読んだことがあります。
ただただ、ショートスリーパーになりたかったからです。

先述しましたが、睡眠不足だと、1日中、睡眠不足を気にしながら生活し、眠気に振り回されています。
そして、パフォーマンスも悪く、体調も崩しやすいです。
しかし、世の中には、ショートスリーパーの方もたくさんいますよね。
どうにかならないかと思いつつ、どうにもならないと思い、睡眠不足は身体に悪いと自分自身を説得して日々過ごしています。
それなのに、それほど根本的なことが解明されていないとは驚きです。
そういえば、睡眠研究で実証されていることを記載した専門的な内容の本は読んだことがありません。

成功の9ステップ

話は変わりますが、少し前に、ジェームス・スキナー「成功の9ステップライブセミナー」に参加したことを書きました。

「成功の9ステップ」には健康セクションがあります。
実際、ジェームスはセミナーでもそれこそ健康オタクだと自称していて、健康について話すといくらでも話せると言っていました(笑)
それなのにです。
セミナー中に、
「どれくらい睡眠時間を取ればいいですか?」
と質問した人がいました。
それについての回答は
「知らん!」
でした(笑)
「眠りたいだけ眠ればいい。眠いなら、5分くらい寝るといい。けっこう回復する」とのことでした。
「成功の9ステップ」の中でも、食事と健康については詳細に記載されていますが、睡眠についての記載は一切ありません。
根拠がないからなんだ! と納得です。

睡眠時間と睡眠不足は関係がない?

イギリスの旅行家エディス・ダーラムが北部アルベニアを訪れた調査報告が記載されていて、これが面白いのです。

当時、北部アルベニアには時計がなく、現地人は太陽の傾きを見ながら生活をしていたとのこと。当然夏と冬では昼と夜の長さが全然異なります。夏至の頃は睡眠時間が4時間ほどに対し、冬至の頃は睡眠時間が11時間もあります。これをダーラムが伝えてもまったく理解を示さなかったといいます。
著者はこのことから、夏と冬で睡眠時間が倍以上違っても、睡眠時間という概念を持っていなければ睡眠不足にはならないという仮説を立てています。

下記サイトの
”時計のない世界”という見出しの箇所にも同じことが載っています。

もう一つ、面白い事例として、ある実験結果について記載があります。
2つのグループを用意し、いずれも3時間睡眠をとらせました。1つのグループには「8時間眠っていた」と伝え、もう一方のグループには「3時間しか寝ていない」と伝えたところ、8時間睡眠と認識しているグループは、ほとんど睡眠不足を訴えなかったのに対し、3時間睡眠と認識しているグループは全員が睡眠不足を訴えたという結果です。

同じ3時間睡眠でも、認識の違いで睡眠不足を訴えたり、訴えなかったり。
これは、とても面白いです。確かに昨夜の睡眠に満足していると、睡眠は十分足りていると思って生活しているわけです。逆に足りていないと先述したように、1日中、睡眠不足を気にしながら生活しています。
思い込みが睡眠不足を生むということ。
興味深いです。

著者は、睡眠不足と短眠を区別することが大切で、眠気を抱えたまま生活しようとしてはいけないと説いています。
短時間でも眠気をしっかりと飛ばせるショートスリーパーだからこそ、メリットを享受できるといいます。

短眠へのステップ

じゃあ実際にどうしたら短眠になれるんだ!?
ですよね。

ショートスリーパーに憧れる人の多くは、ここが一番重要なことです。

本書の冒頭で、「睡眠の常識」をいったんリセットし、新しい価値観に置き換えることなくして、ショートスリーパーにはなれないと書かれていると紹介しましたが、著者は、まず第1ステップは睡眠の既成概念を取り払うことだと強く主張しています。
「それって危なくないの?」と言っているもう一人の自分のマインドブロックがある状態で短眠にチャレンジすることは、ブレーキを踏みながらアクセルを踏んで進もうとしていることと同じようなものだと言っています。
このこと自体は、納得できることではあります。

そして、本書の短眠メソッドは、第2ステップでいくつか習慣化の方法が記載されていて、第4ステップまでとなっています。

ただ、正直これだけ!? という気もします。

著者は、日本ショートスリーパー育成協会を設立し代表理事を務めている方です。

そして、本書ではそれほど触れられていませんが、著者は自身が提唱する短眠メソッドを「Nature sleep」と名付けていて、説明会も開催していますが、本書では、特にそちらに誘導するようなこともありません。

次の行動

本書で紹介されているメソッドを使って、ただいま短眠実践中です。
著者は、短眠メソッドは2カ月で達成することを目安としています。
また3時間睡眠なら無理なく実践できると言われていますが、まだそこまでには至っておらず、眠気も感じている状況ですが。
まぁうまくいかなくても、何も損をすることも大したリスクもありません。
もちろん、仕事やいろんな状況から、睡眠不足により、大きなリスクを抱える方もいるでしょう。
しかし、幸いにも? 僕は現在、デスクワーカーです。
直接的に人の命を預かっているわけでもないですし、睡魔に襲われても自分の命が危険に晒されることもありません。
ただし、デスクワーカーは睡魔との熾烈な闘いを繰り広げなければなりません。
もちろん、そういう状態が続くなら短眠生活を続けるべきではありませんが。

自分で実践してみることは結構楽しいものです。
やってみなければ、批判もするべきではないでしょう。
今のところ、「何時間の睡眠が必要」という明確な根拠もないわけですから。

そして、睡眠について、非常に興味が湧いてきたので、とりあえず他の睡眠に関する本をいろいろ読んでみます。

いままでも必要性にかられて、短時間睡眠で過ごしていたこともありますが、寝ないといけないという思い込みに支配されていました。
そういう思い込みにとらわれないで過ごせるようになる。
それだけでも十分パフォーマンスは上がるように思います。

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よっしー

よっしー

30代サラリーマン。 そろそろ人生を真剣に生きなければと活動中。 既婚。子供ふたり。 IT好きのITオンチ。 ガジェット好きのガジェットオンチ。 珈琲好きだけど、夕方以降に飲むと眠れません。 スタバ好きだけど、スタバのコーヒーは深煎り過ぎて苦手。 いつも頼むのはカフェアメリカーノ。 パンを焼くといつも真っ黒にします。 フリック入力は苦手。 このブログは親指シフトで書いています。

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