『なぜ「牛乳」は体に悪いのか』フランク・オスキー【書評】牛乳を飲むことをやめてみたらどうなった?
牛乳,好きですか?
毎日飲んでいますか?
僕は特別牛乳が好きなわけではありませんでしたが,カルビーのフルーツグラノーラを食べ始めてから,毎朝フルグラに牛乳をかけて食べていました。
そして,関係あるかどうかわかりませんが,なんだか体調が悪いのです。身体がダルいと感じる日がほんとに多いのです。
なにが原因だろうかと考えていました。
そんなとき,この本と出合いました。
『なぜ「牛乳」は体に悪いのか ―医学界の権威が明かす、牛乳の健康被害』
これほど飲まれている飲み物が身体に悪い?
そんなことあるのかなぁと思いながら,ページを捲りました。
著者は医学博士で,米国の小児医療、血液学、栄養学の権威らしい。
本来、子牛の飲み物である牛乳を人が飲むと,いろんな病気を引き起こす。
牛乳に含まれている糖質(乳糖)が,うまく分解できず消化不良や下痢などを引き起こすとのこと。
これを乳糖不耐症というらしい。
僕は特別,そういった自覚症状があったわけではありません。
そして,牛乳からできていてもヨーグルトなら乳糖が乳酸菌の働きで分解されているので,少なくとも乳糖不耐症の問題は生じないとのこと。
まぁ正直,僕はこういう医学的な根拠とかはそれほど興味はありません。
身体によいといわれるものもそうですが,実際に自分の身体がどうなのかということに関心があるだけです。
牛乳だけじゃなく,ヨーグルトも身体に悪いという意見もありますが,
ものは試しということで,とリあえず牛乳の代わりにヨーグルトをフルグラと一緒に食べてみることにしました。
それまでヨーグルトを食べる習慣もなく,初めてヨーグルトと食べたときは牛乳のほうが合うと思ったものの,しばらく食べているとだんだん慣れてきました。
そして,ヨーグルトに替えてからしばらく自分の様子を観察していましたが,どうも以前より体調がいいのです。
牛乳がほんとに身体に合わず,体調不良をおこしていたのか。
もしかすると牛乳が身体に悪いと思い込んだことによるプラシーボ効果のようなものなのか。
(いや,特にそこまで思ってはいませんね)
はたまた単なる偶然なのか。
検証していないので,まったくわかりません。
食品が身体に良い悪いの議論って決着がついていないもの,結構ありますよね。
なんにせよ,今回思ったのは,やっぱり読書って行動するためにするものだとあらためて実感。
ばかばかしくても,半信半疑でも試してみるっていいものだと再認識しました。
読んで終わりにしないで、試してみるって楽しいです。