『1冊20分、読まずに「わかる! 」すごい読書術』渡邊康弘【書評】読書で人生が変わるかも⁉︎
他の読書法で挫折した人も、この本で救われるかもしれない。
世の中にはいろんな読書法がありますよね。
ネットで検索するだけでもいろんな読書術が出てきます。
読書術に関しての本は、きっと数え切れないほどあるでしょう。
そして、読書法のセミナー等もたくさんあります。
僕は本をもっと読みたいと思うようになってから、
読書法について書かれた本は結構読んでます。
読んでみて、活かせそうだなって思うことはよくあります。
でも、どこか自分の中でしっくりきていませんでした。
読書への思い込みを外してくれる読書法は
フォトリーディングであったり、
今までにも出合っていましたが、
僕の中で実践したときの実感が伴っていない感じでした。
この本は、
著者が開発した「レゾナンスリーディング」という読書法について書かれているだけではなく、
読書で人生を変えていこうという著者の思いが伝わってきます。
著者の読書を通じた体験そのものです。
そして、本書の中で明示的に書かれているわけではないのですが、
今まで僕が学んだ読書法について、なんとなく答えを教えてくれている。
そんな気にさせてくれました。
フォトリーディングは、自分自身ちゃんとできてる感はあまりなかったけど
フォトリーディング等の読書法を学んでたから
このレゾナンスリーディングでうまく統合されたような感じがしてます。
だから、他の読書法で挫折した人の中にも、きっとこの「レゾナンスリーディング」で救われる人がいるでしょう。
なぜか、今までとは違う集中力が出る
本書が出版されるよりも前に、
僕は著者である渡邊さんの「レゾナンスリーディング基礎講座」を受講しました。
講座は本当に面白かったのですが、その講座の中では、まだ僕の理解が追いついてはいませんでした。
多分、勘のいい人は、一度実践すれば、感じられるでしょう。
僕がレゾナンスリーディングの素晴らしさを実感できるようになったのは、自分で何冊か読んでからです。
なんかわからないけど、今まで読書中に感じたことのない集中力が出るのです。
本書にもこのように書かれています。
正直、信じるか、信じないか、そして科学的であるかどうかなんてことは、どうでもいいんです。だって実行しない限り、いつまでも現実は変わらないから。
そうなんです。別に根拠がわからなくたっていいんです。
なんかわからないけど、いい。
それでいいんです。
行動のためのツールとして最適
本を読んだ後、どうするか?
アウトプットの重要性を説く本は数あれど、レゾナンスリーディングはそのためのツールとして最適だと感じています。
フォトリーディングと同じで、レゾナンスリーディングでも本を読む目的を立てることが重要だと言っています。
そして、その目的を達成した後、どうするか?
行動を考えるように習慣化できるようになってきました。
これも、レゾナンスリーディングが読書法として優れたツールだと感じる点です。
「読んだ後、その本で得た学びを活かしてどう行動するかが大切だ!」
と説かれてもなかなかできないものです。
レゾナンスリーディングは、その習慣化のためのツールとなってくれます。
読書って素晴らしい
この本は、最初から最後まで一字一句すべてじっくり読みたい
という人のための本ではありません。
でもそんな人が読めば、その価値観が変わるかもしれない。
そんなエネルギーに溢れる本です。
僕もすべての本をレゾナンスリーディングを使って読んでいるわけではありません。
じっくり味わって読みたいという目的を持って読むなら、
そうやって読めばいい。
レゾナンスリーディングを学んでから
読書の選択肢が広がりました。
そうです。
自分のやりたいように、自分にあった読書をすればいいのです。
そして
読書って素晴らしい!
って思えるようになってきました。