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斉藤英治著『いい睡眠は、いい人生をつくる』【書評】

斉藤英治著『いい睡眠は、いい人生をつくる』【書評】

著者は、速読本を多数執筆されている元武田薬品工業に勤務されていた医学博士。
本書は、睡眠について書かれた本というよりは、パフォーマンスを上げるための睡眠法を提案されている本です。

冒頭に、多くの人が陥る可能性がある注意すべきことについて書かれています。

「木こりのジレンマ」生活になっていませんか?
木こりが次々に木を切り倒していくが、なかなか能率が上がらない。
周りの人が「なんだ、斧の葉先が欠けているじゃないか」と木こりに指摘をするが、
木こりは「忙しくて、斧を研いでいる時間なんてないよ」と答え、木を切り続ける。
ますます斧の刃先は欠けていき、能率は悪くなるばかり……。

仕事に追われ、家に帰れば寝るだけという生活が続いていた。
「このままでいいのか。自分がやるべきことは他にもあるのではないだろうか」という、もやもやした気分を常に抱えていた。
一生懸命仕事をこなしても、「自分を磨く」ことを怠っていては、満足のいく人生を手にすることはできない。
ナポレオン睡眠法に出会って衝撃を受けて実行。3年間続けたが、仕事の能率は下がり、心身ともに疲れ切った。短眠は、超人だけにしか達成できないものだと実感。

そうして、著者がたどり着いた究極の人生充実睡眠法が分割熟眠法だとのこと。

その睡眠法とは、これまでまとめて取っていた眠りを、何回かに分けて熟睡し、脳を活発にするという方法です。

1つの例として
夜早く寝て、4〜5時間ほど眠った後、起きて、自由時間を数時間自由時間を持ち、その後明け方に1〜2時間ほど眠り、昼食後にも1時間ほど眠る
というものです。

面白いのは、この夜中に数時間とる自由時間をゴールデンタイムと呼んでいます。
誰にも邪魔されることなく自分の好きなことに使える時間ということです。

睡眠に関する医学的なことも少し書かれていますが、無理なく良い睡眠をとって人生をよくしようという自己啓発色の強い本です。

この方法は、睡眠研究で実証されていて、理にかなっています。

少し前に、井上昌次郎著『ヒトはなぜ眠るのか』という睡眠に関する本を読みました。

そちらの記事にも書きましたが、そこで、面白い実験が紹介されていました。
寝床にいる時間を1日8時間と決めておき、半分の4時間を夜間にまとめて眠ります。
そして、残りの4時間をどのように配分するかで、作業能力や頭脳活動の結果を検証した実験です。
総合成績が一番良かったのは、副睡眠を20分ずつ12回に分けて取る方法だったとのこと。
熟睡に相当する深いノンレム睡眠は短い副睡眠では出現せず、目覚めが良いうえに、身体諸機能の回復が早く、主睡眠で熟睡できるので睡眠不足になりにくいようです。

眠気を感じずに、しかも通常の睡眠よりもパフォーマンスを上げられる方法であるようです。
昼寝をとる生活は、普通の会社員では、実践しにくいことではありますが。

本書の著者は、短時間睡眠では日中の眠気がひどくてパフォーマンスが落ちたと言っています。そのために睡眠時間は、1日合計で7時間確保しています。
本書で進める分割熟眠は、短時間睡眠はムリという人でも実践しやすそうですよね。

自分のパフォーマンスを最高にするためには自分にあった生活をするのが一番ですが、そういう意味ではフリーランスが望ましいわけです。
会社員で昼寝を1時間とることはグーグルのような先進企業でない限り難しいでしょうが、15分程度のパワーナップならどうにか実践できる人も多いでしょう。
昼寝は、15分程度がいいという意見も多くあります。
とりあえず、日中に15分の睡眠を試してみたいと思います。

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よっしー

よっしー

30代サラリーマン。 そろそろ人生を真剣に生きなければと活動中。 既婚。子供ふたり。 IT好きのITオンチ。 ガジェット好きのガジェットオンチ。 珈琲好きだけど、夕方以降に飲むと眠れません。 スタバ好きだけど、スタバのコーヒーは深煎り過ぎて苦手。 いつも頼むのはカフェアメリカーノ。 パンを焼くといつも真っ黒にします。 フリック入力は苦手。 このブログは親指シフトで書いています。

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