ゾディチェア レビュー〜最高のオフィスチェアを探して(12)~
この記事は僕が理想のオフィスチェアに巡り合うまでの連載記事です。
▼ 前回記事はこちら。
自分に合う最高のオフィスチェアを求めてさまよい、ヘイワースのゾディチェアを購入してから、2年。
今回は、ゾディチェアを2年使ったレビューを書きたいと思います。
ゾディチェア レビュー
背面
アーロンチェアやエルゴヒューマン等はメッシュ素材ですが、張りがあって硬めです。とくにエルゴヒューマンなんかは、とても弾力のある座り心地ですが、ゾディチェアの背面のメッシュは柔らかい布地素材です。
そのため、座り心地はとても柔らかいです。
柔らかい素材で、すぐへたったりしないか心配でしたが、毎日長時間座り続けて2年になりますが、特に購入した時と変わらないですね。
座面
アーロンチェアやエルゴヒューマンのように、座面もメッシュのチェアも多いですが、 ゾディチェアの座面はクッションシート。
硬すぎず、柔らかすぎずちょうどいい感じです。
座面の左側の下に、座面を前後に移動させて調整できるレバーが付いています。
座面の位置は、座面が膝の裏側にひっつかない程度の位置がいいようです。
腰のサポート
ゾディチェアには、一般的な腰椎をサポートしてくれるランバーサポートのほか、骨盤を支えてくれるペルヴィックサポートというものが付いています。
ゾディチェアのランバーサポートは、左右それぞれに強弱を設定することが可能です。手で回して調整するとてもアナログな仕様です。座ったまま、後ろに手を伸ばして回せます。上に回すと、強くなります。ただ、僕は特に左右で強弱を変える必要性は感じていないため、同じ位置にしています。
ペルヴィックサポートは、上下調節や強弱の調整などはついていませんが、そのままで背面下部をサポートしてくれます。
腰部のサポートとしては、エンボディチェアもしっかりしていましたが、このゾディチェアもほんとうにしっかりしていて、安心して腰を預けられます。
ただ、オフィスチェア全般に言えますが、浅く腰をかけるとサポートしてくれないばかりか、姿勢が悪くなりすぐに腰痛の原因となります。
特に、ペルヴィックサポートの良さを感じるためには、しっかりと奥に座る必要があります。
前傾チルト機能
ゾディチェアには、座面を少し前傾に傾けることが出来る機能が付いています。
座面の右側の下のレバーを操作して、リクライニングした後、起き上がると前傾姿勢になります。
購入するときはこの機能も魅力の一つだと思っていましたが、実際にはまったく使っていません。
以前、記事に書きましたが、卓上傾斜台を使用しているため常に後傾姿勢で過ごせるからです。
後傾チェアと傾斜台の組み合わせは、最強のコラボです。
リクライニング
リクライニングの硬さを調節するハンドルは、右側についていて、右手でクルクルと回して調節します。操作感は抜群です。
仕事で使用しているので、硬めに設定してほとんど変えることもないですが、たまに緩くしてユラユラすると気持ちいいですね。
座面右側の下にあるハンドルを回して、リクライニングの硬さを調整します。
アームレスト
柔らかく、気持ちいい素材です。
柔らかいので長時間、腕を乗せていても痛くなりません。
ただ、ハーマンミラーのエンボディチェアや、ウィルクハーンのON.を使用していた時にはいつも腕を乗せていましたが、ゾディチェアにしてからは以前ほど腕を乗せなくなりました。
ワーカホリックで、アームレストを机の下部に入るようにして、腕は机に乗せるような座り方のほうが楽だと教えてもらったので、基本的に腕は机(卓上傾斜台)の上に置いています。
アームレストに腕を乗せるのは、ちょっと一息入れるときくらいですね。
↓ 僕は、一番内側に寄せて使用していますが、アームレストの下が見えるようなこともありません。
ヘッドレスト
僕にとって、ゾディチェアのヘッドレストは、高さはちょうどいいのですが、本当に微妙な感覚でずれがあったので、ヘッドレストにネックウォーマーを巻いています。
そうすると、柔らかくて心地よく、また首にフィットするようになりました。
最後に
ゾディチェアにたどり着くまで、結構かかりました。
連載記事には書いていないところも、あちこち行きました。
それなりに時間もお金も使いましたが、いいものに巡り合うことができました。
そして、最初に考えていた通り、完全に身体の痛みがなくなったわけではないですが、劇的に改善することができました。
2年以上前は、頻繁に整骨院に通っていましたし、病院で痛み止めをもらい、常飲していたこともあります。
その時間とお金は、チェアへの先行投資で回収できそうです。
腰痛や肩こり、首こりに悩まれていて、オフィスチェアを探しているなら、必ず実際に座ってくださいね。
そして、できるだけ長時間座ることをおすすめします。
ちょっと座っただけでは、わからないことも多いです。
例えば、可動域が〇〇cm~ 〇〇cmと紹介しても、実際に試してみなければまったくわかりません。
チェアばかりは座ってみなければわかりません。
ぜひ、いろいろ試して自分に合うオフィスチェアを探してください。
僕には合わなかったチェアは、無事オークションで売ることができ、購入してくれた人にも喜んでもらえました。