天狼院書店へ行ってきました!!
以前から東京に行った時に訪れたい! と思っていた本屋さん「東京天狼院」へ行ってきました!
天狼院書店へ行ってみたい
なぜ訪れたかったかというと、昨年、天狼院書店が行っているライティングについて学べる「ライティング・ゼミ」を受講していたから。
天狼院書店は、次世代型書店だと言われます。天狼院書店店主の構想にあるには、サーカスでの「シルク・ド・ソレイユ」で、新業態としての書店。
「昔ながらのサーカス団」に対する「シルク・ド・ソレイユ」のように、まったく新しい本屋にしようと開店し、サーカス業界と同じ斜陽産業への挑戦をしている書店。まさに、書店業界のブルーオーシャンを開拓している書店です。
「本」だけではなく、その先にある「体験」までも提供する書店として、小さい書店にもかかわらず、2013年9月のオープン以来、様々なメディアに取り上げられています。
英語部とか、旅部とか、お客さんが参加できる「部活」、好きな本についてファナティック(=熱狂的)に紹介し、なんとその本をその場で発注、棚に並べてくれるという「ファナティック読書会」、その他、劇団講演や映画撮影をしたりと、とにかく「何屋さん?」という本屋です。
そのお客さんを巻き込んだ参加型コンテンツの一つが「天狼院ゼミ」で、天狼院書店の店内で三浦店主が講義をしてくれます。
僕は、地方在住のため、自宅で動画視聴をして参加したのですが、ゼミの講義が行われていた本屋に行ってみたい。
というわけで、出張ついでに行ってみました。
東京天狼院へ
池袋駅から歩きました。徒歩10分と結構遠い。
それにしても10分歩くと、池袋駅周辺とは全然雰囲気が違いますね。落ち着いた街並みです。
書店の立地としては、決して場所がいいとは思えません。当然ですが、 池袋駅周辺には大きな書店がたくさんあります。誰が考えても、後発の書店として規模では到底かなうわけがないと思うでしょうし、また、わざわざ行かなければならない場所にあります。
ここがそのようです。2階にあるんですね。
これでは本屋だとわかりづらい気がします。普通の書店は入り口から見て本が見えるのがほとんどですよね。知らなければ気づかずに通り過ぎてしまうような店構えです。
店舗内
階段を上がって入店します。
入って見渡すと一目で売り場が見渡せます。
思っていたよりもずっと小さな売り場です。
それはそうですよね。店舗面積は50㎡。
50㎡といえば、延べ床30坪の2階建居宅の1階の面積程度。
書店の店舗としては、本当に小さいです。昔からある田舎の個人経営の書店でも、もう少し広い書店はたくさんあるでしょう。
ゼミの動画では、ホワイトボードしか映っていないので、広さがどうとかあまり考えていませんでした。
座って本が読める席があります。
2人掛けのテーブルが4つ。
窓際のカウンター席が2カ所(7席と2席)。
そして、こたつ(笑)。
こたつで横になって漫画読みながら、途中から完全に寝ているお客さんがいました(笑)
窓以外の壁際に本棚が配置されています。
最強のビジネス棚という一角があります。
店舗が限られたスペースのため、当然ですが蔵書数は多くありません。
三浦店主の起業のきっかけとなったという『1坪の奇跡』も置かれています。
立って本を見るだけなら自由で、座って読むなら1ドリンクオーダー制です。
もちろん、せっかくなのでゆったりドリンクを飲みながら過ごします。
ビールもありますが、ホットコーヒー(410円)を注文。
三浦店主は書店を開業しているので、本好き、読書好きなのは当然です。
店内には、三浦店主が読みつぶしたコトラーのマーケティング本が置かれています。
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もう販売は終了していますが、三浦店主による「最強の本の読みつぶし術講座」という講座が昨年末に開講されていました。
読みつぶすというくらいなので、外側は付箋だらけでそしてだいぶ傷んでいます。
大著とはいえ、古本屋に持ち込むと買取価格は0円になりそうですね。
中身を開くと、まさに読みつぶしています。
本の中は著作権の関係で写真に撮れないのが残念ですが、もう書き込みだらけ。
そして、それだけじゃなく、自分でテキスト何枚にもまとめられています。どれだけの時間を費やしたのかと思うほどです。しかし、これが今の書店経営に活かされているようです。
三浦店主は、読みつぶすとは本に書かれていることと今の自分とのギャップを埋めることだと言っていますが、まさに言葉通り実践している様子が伺えます。それは、狂信的というほど実践していくようです。
天狼院秘本
せっかくなので、何か本を買って帰ろう。
天狼院書店には、「天狼院秘本」という店主セレクトの本が売られています。
「タイトル秘密! 返品不可!! 他の人にタイトル言っちゃダメ!!!」
と言う本です。
現在、7代目までシリーズ化されていて、そのうち1、2、3、5代目はタイトルが公表されています。(残念ながら4代目は永久秘本。今後も公開予定なし)
店頭には4代目を除く、まだタイトル非公開の6代目までが売られていましたので
6代目を購入。
以前の秘本の著者と違い、6代目は著名な著者のようですが、あるページでまったく景色が変わる本だとのこと。
楽しみです。通販もされていますが、そこはせっかく来た体験ということで。
まとめ
新しいことって、大概うまくいった結果を見ると、なるほどと思いますが、実際に企画して、行動に興す人の割合ってとても低いですよね。
はたから見ると何もかもうまくいっているように見えますが、失敗を繰り返してここまで来ているようです。
ほぼ日刊イトイ新聞さんとの対談もおもしろい。
会って話をしてみたいですね。
サラリーマンの自分は、本当に何のリスクも取っていない。
それがいいか悪いかではないですが、
自分にはこんなことできないではなく、もっと自分にできること、したいことを考えて見たくなります。
とりあえず、秘本読も。