「ファーストキャビン」羽田ターミナル1宿泊レビュー! 飛行機のファーストクラスをイメージしたコンパクトホテル
2016年4月
ファーストキャビン羽田ターミナル1に宿泊しました。
僕の中のカプセルホテルという概念が書き換えられる経験となりました。
カプセルホテルに泊まれる? 泊まれない?
あなたは,カプセルホテルに泊まれる方ですか?
これは,意見が分かれるところだと思います。
スペースは独立しているとはいえ、カーテン等で仕切っているだけであり、各スペースに鍵は付いていません。ここもそうです。
狭いし,足音や物音が聞こえるし,隣のテレビの音が漏れていたり,向いの人の光が眩しいようなカプセルホテルもあります。
個人的にカプセルホテルで良いところは,大浴場があるくらいだと思っています。
(ホテルによっては小さいところもありますが)
あと,カプセルホテルでは浴場周りでマッサージ等のサービスを受けられるホテルも多く,気を抜いていると,マッサージ等をしてもらい,安く済ませるためにカプセルホテルにしたはずなのに結果としてビジネスホテルより高くつくことがあります(笑)
たまに利用しますが,大抵,あまり眠れません。
直前で手頃なビジネスホテルが取れなかったときなどに利用する程度です。
しかし,このカプセルホテルは今までに泊まったカプセルホテルと比べて良かった点がいくつもありました。
ここは,羽田空港第1旅客ターミナル内にありますので,当然ですが,羽田空港へ夜遅くに到着する時や翌朝早く出発する時なんかには抜群の立地です。
中に入ると,通路は暗いです。
宿泊プラン
このホテルの宿泊プラン,というか部屋タイプは,ビジネスクラスとファーストクラスの2タイプです。
飛行機と同じで,当然ファーストクラスの方がグレードが上です。
▼ ビジネスクラスキャビン
▼ ファースクラスキャビン
ビジネスクラスキャビンは一般的なカプセルホテルに近い感じです。
ベッド(寝る場所)だけというスペースです。
ファーストクラスキャビンは,カプセルホテルにしては珍しく寝るスペースだけでなく,ベッド脇にスペースがありゆったりしています。さすがファーストクラス。
残念ながら,今回泊まったのはビジネスクラスキャビンです。
しかし,このファーストキャビン,ビジネスクラスキャビンでも,通常のカプセルホテルとは違い,優れている点がたくさんありました。
カプセルホテルでは,靴はフロント前の玄関で脱ぎ,上着,荷物等はロッカーに入れるところが多いです。
これが,結構面倒なのです。
寝る場所にいて,「あー,あれが必要だ,あれも必要だ」ということがあると,その度離れたロッカーまで行く必要があるのです。
しかし,このファーストキャビンではその心配は無用です。
全て自分のスペースに置いておけるのです。
靴はベッドの下に置けますし,上着もスペース内にハンガーがあります。
荷物はベッド脇に入れる場所があり,ちゃんと鍵がかかります。
大きな旅行カバンは入りませんが,ビジススカバンや通常のカバンであれば,カバンごとすっぽり入れておけます。
(ファーストクラスキャビンは,ベッド下に収納できます。)
上下1段のキャビン
そして,このホテルの良さはビジネスクラスキャビンでも上下2段ではないということです。
カプセルホテルは上下2段の2段ベッドで筒状にになっているところが多いですが,ここは1段です。
これが閉塞感を大きく和らげます。
ホームページで確認するとスペースの高さは2.1m。立って着替えすることもできます。
朝食
羽田ターミナル1には朝食サービスはありません。
(場所によっては提供されているところもあります)
各スペースには冷蔵庫もありませんが,朝食はサラダだけ,ヨーグルトだけという方の場合,わざわざ朝食を外で食べる必要性は少ないかもしれません。
そのような方の場合,前日に買っておけばフロントに預けることができます。
冷蔵してくれます。
翌朝,受け取ってさっと食べてチェックアウト,ということも可能です。
まとめ
過去にカプセルホテルを利用してダメだったという方も,もしかしたらこのホテルなら大丈夫かもしれません!
2016年4月現在,この羽田空港を含め,東京都内に5か所,あと京都,大阪,福岡に1か所ずつあるようです。
ただし,繰り返しますが,個室ではありませんので,通路を歩く足音やいびきが気になったり,光が眩しいということはあります。
フロントで耳栓をもらえますが,僕はもらえる耳栓はあまり好きではありません。
カプセルホテルを利用する場合,普段から自分にあった耳栓とアイマスクを携帯しておくことをおすすめします。
耳栓で無音にはならないですが,だいぶ軽減されます。試してみてください。
カプセルホテルに泊まったことがない方,またもうカプセルホテルはいやだという方,ぜひ一度,泊まってみてはいかがでしょう?