オフィスチェアだけじゃない!! 大塚家具南港ショールームは、めちゃ楽しい!!!
先日、大塚家具南港ショールームで、オフィスチェアに座ってきました。
大塚家具の事業
でも、大塚家具は家具販売店。
オフィスチェア専門店じゃない。
大塚家具といえば、最近、業績下落が止まらないことが取りざたされています。
2016年12月期決算は、創業以来最大となる45億円の赤字。
で、今期決算はさらに赤字が大きくなる見込みだとのこと。
父親を追い出す「お家騒動」を経て、娘さんの大塚久美子社長が新戦略を打ち出しているが、どうもうまくいっていないようです。
新しく始めたリユース事業も振るわないようで、結果としてその戦略は顧客から見放されていると言われたり。
現場レポート
とはいうものの、行ってきたら、とっても面白い。
そこで、大塚家具南港ショールームの見どころの体験レポートをまとめました。
前回は、オフィスチェアしか見なかったが、今回は他のモノも見て楽しんできました。
他のモノと言っても、やっぱりソファとか座るものメインで、偏ってますけどね。
リユース
ようは中古品を買い取ってくれて、それを販売しているというもの。
どこで買った家具でもオッケーで、誰でも持って行ったら買い取ってくれるみたいです。
もちろん、IKEAやニトリの中古家具を持って行ったって、根が付くはずはない(笑)
普通の家具だと、いいとこ数千円でしょう。
買い取った家具は、大塚家具が販売していて、たくさん展示されている。
実際、置かれていたのも高級家具中心でした。
中には超有名なものもたくさん置かれてて、興奮しました。
▼ ゲツエン
これなんだと思います?
ソファですよ! ソファ!!
座ってみると、花びらに腕を乗せられる。
座り心地は、いい! とは言えない。
まぁ座れないことはない。
座れないことはないが、わざわざこれに座る必要はない(笑)
ほぼ、オブジェです。
中古とはいえ、値段もそれなりです。
▼ ヒルハウス(ラダーバックチェア)
これもめちゃくちゃ有名なチェア。
高名な建築家チャールズ・レニー・マッキントッシュ氏がデザインしたチェア。
建築家って、家具もデザインする人も多いですよね。
これも座れます。
背もたれは高いですが、もたれるものというよりこれも基本観て楽しむものかな。
この辺り、北欧好きにはたまらないかも。
中古といえども、質の良いものが並んでいる。
当然だが、もともと値のはるものは、中古といえども立派な価格のものも多い。
こんなものまである。
▼ タイガー&ドラゴン
宝箱!? 中国の品だろうか? 開けると中もまたちょっとすごい。
興味ある方は、ぜひ見に行ってみてください。
高級家具の数々
もうすごい値段のものが、これでもか! ってくらい置かれている。
▼ 変わった形
どれもこれも立派です。
オフィスチェア番外編
ストレスレスチェア
こちらの展示では、オフィスチェアコーナーにデスクと合わせて展示されてるものもあるけれど、オフィスチェアとしても利用されているのだろうか?
上場企業の役員室もしくは、落ち着いた書斎という感じですね。
座っても、がっつり仕事するチェアではないですが、この座り心地はなんともいえず心地よい。
グーグルで使用されているというお昼寝ポッドがほしいと思っていたけれど、これがあれば、お昼寝ポッドはなくてもいい。
そう思えるくらい気持ちいい。
完全に身体を預けることができ、身体の重さを感じない。
さよなら、重力。というところ。
一般的にはイージーチェアに分類されるものだろうか。
目を引くチェア&ソファ
ソファやらチェアやら、デザイン性に優れたものがたくさん置かれている。
バラのソファ
これはすごい! もはや芸術品。アーティスティック。
価格もやっぱり芸術品のプライシング。
座り心地は見た目通り、花びらの感触を味わえる。
黒バラもいる。
赤いバラよりもさらにオーラを感じる。
花のソファ
これは!?
さっき見たのはリユース品だったが、これは新品!!
というか、ハイグレードバーション!!!
なんだこれ!??
僕が乗ってる車より高いし!!
試しに座って大丈夫だろうか(笑)
もう笑うしかないです。
ベッド
これはなんというか、もうサイコーですね。
さっきストレスレスチェアに体を預けたら、めちゃくちゃ軽かったけれど、このベッドに横になると昇天しそう(笑)
値段も極上です。
非日常
なんというか、非日常だったり、異質な空間を味わえるブースも!
こういう雰囲気が日常の方もいるのでしょうが。
趣向を凝らしたプース
それにしても、ショールームはレイアウトや雰囲気作りのセンスが素晴らしいです。
ブレイクタイム
疲れたら、無料のカフェでコーヒー飲んでまったりできます。
夫婦やカップルで行って、食事したりしながら1日中楽しめます(笑)
ATC内含め、食事できるところも結構あります。
大塚家具の行方
こうして店内を歩いてみると、久美子社長は、IKEAやニトリをライバルとして認識していて、大塚家具をカジュアル路線に持って行ったわけだけど、全然競合していない。
価格帯が違いすぎる。
競合するはずがないですよね。
セグメントが完全に異なる。
こういう高級品を欲しい人は一定数必ずいて、そんな人たちはIKEAやニトリの製品を買わないし、そもそも行かない。
もちろん、普段はIKEAやニトリですませる人も、結婚なんかの人生の節目では長く使えるいいものを買おうと購買欲が出たりもするだろうから、場合によっては顧客セグメントに入るだろう。
そう考えると、やはり、大塚家具は高級路線で走っていくべき店なんじゃないのかなあ。
こういうショールームはほんと貴重ですよね。
まとめ
とても楽しく過ごせました。
もちろん、面白いことと売れることは違うけれど、こういう商売はとにかく足を運んでもらってなんぼ。
いきなりネットでは、まず売れない商品がほとんどですからね。
とりあえず、今回は楽しんだだけで、買わなくてごめんなさい、ですが。
それにしても、楽しむだけじゃなく、こういう商品を買えるようになりたいな、と思う今日この頃。