『シリコンバレー式自分を変える最強の食事』【書評】完全無欠コーヒー(バターコーヒー)を試してみよう!
何を食べるべきか?
これについてはなかなかベストな答えがない。
毎日、結構適当に食べていることも多いが、それで身体にどんな影響が出ているか?
中長期的には人間ドックで引っかかったり、病気になったりして、その原因が食生活に起因するというのはよくある話。
ただ、短期的には実感しにくいし、ただ美味しいものを食べたいと思うことも。
だいたい、食事について書かれた書籍は、どれもこれも違うことが書かれている。
この本も世間の常識とは大きく異なることも多い。
一般的には、良いとされている亜麻仁油は良くないだとか、果物も良くないと書かれている。果物を食べるなら、夜に限ることとされている。
以前読んだ書籍に朝食を果物にするのがいいと書かれていて、実践していたところなんですが、結局、朝食を果物にして半年以上経過しましたが、残念ながら良かったと思えることはないんですよね。
こうやって、真逆のことが書かれている書籍はたくさんある。
カフェインは、善か悪か?
一般的にカフェインは身体に良くないと言われていますが、『フィット・フォー・ライフ』でも、カフェインは良くないとされていて、僕も摂取を控えていた時期もあります。
しばらくコーヒーはもちろん、お茶や紅茶も含め、ほぼほぼカフェインを摂らなかった時期もあるんですが、摂らなくてよかったと実感できたことはまったくないんですよね。あくまで個人的な感覚です。
カフェインやめてよかったと言われている人は多いですし、デカフェを提供するカフェも増えてますよね。
ただ、本書『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』の著者はカフェインは身体に良いというスタンスであり、カフェインが天然の抗菌メカニズムとして働くことで、コーヒーにカビが発生することを防ぐ効果もあると言われている。デカフェコーヒーは概して低品質の豆が使われ、カビ毒を多く含んでいることが多いとのことから推奨していない。
また、本書ではカフェインは脳を守るとのことで、推奨されている。
コーヒーの有益な成分の1つがカフェインだと著者は書かれている。
カフェインはどんな供給源から摂っても、エネルギーを高めるだけにとどまらず、脳内の炎症を防ぐことで、認知機能の衰えを軽減し、アルツハイマー症の発症リスクを低下させる。
と言います。
ただ、睡眠のために、寝る「8時間前」からカフェインを摂らないこととも書かれています。
とりあえず、完全無欠コーヒーを試してみよう!
この本では、いろんな食べ物を良いものから悪いものまで順位付けされていたり、食べるべき時間も書かれている。
脂肪・油であれば、一番良いのはMCTオイルやクリルオイル等々、悪いのはマーガリン等の人工トランス脂肪、キャノーラ油、亜麻仁油等々。
果物であれば、一番良いのはアボガドやクランベリー等々、一番悪いのは、ドライフルーツ、缶詰等々。
そして、食事だけではなく、運動や睡眠についても触れられている。
とにかく、シリコンバレーで成功を収めた著者らしいビジネス等で活躍するために最高のパフォーマンスを発揮できる、最強の食事について書かれている。
他の本同様、すべてを実践することはできないが、とりあえず朝の果物をやめてみて、完全無欠コーヒーを試してみたい。
今回も効果を実感できないかもしれないが、なかなか面白そうだし。
▼ 実際に作ってみた記事がこちら。