伊東屋 ロメオROMEO No.3ボールペン~幸せになれる最高のボールペン~
最近は仕事でもパソコンやスマホを使う機会がどんどん増えて、逆に手書きする機会は減っています。
特に自分以外の人に、筆跡をみてもらう機会というのは、本当に減っていると思います。
それでも、TELしながらメモを取ったり、会議中や読んでいる資料に書込みをしたりと、書く機会は必ずありますよね。
書いているときに、自分の字の汚さがイヤになったり、後で読み返したりしたときに、自分の字なのに「なんて書いてるのかな?」
なんてことはないですか?
僕はよくありました。
どうせ人に見せるものじゃないし、汚くてもいいやと思って書いていると、どんどん字が汚くなってしまいました。
思考の整理やアイデア出しなんかには手書きが良いとか言うけれど、汚い字を書くのがイヤになってきて、できる限りPCやスマホを使っていました。
そんなときに出合ったボールペンが「伊東屋 ロメオナンバー3ボールペン」。
見て幸せになれるボールペン、書いて幸せになれるボールペン。
所有していて、幸せになれます。
言い過ぎだと感じるかもしれないけれど、決して言い過ぎじゃない。
この記事を読むと、それは決して言い過ぎじゃないのかも、、そう思っていただけるボールペンです。
伊東屋 ROMEO No.3ボールペンとは
明治37年(1904年)創業の文房具メーカー「伊東屋(ITO-YA.)」。
ROMEO No.3ボールペンは、その伊東屋のオリジナルボールペン。
1914年(大正3年)伊東屋オリジナル万年筆として作られた「ロメオ万年筆」。
2004年の伊東屋100周年記念万年筆として初代のデザインを踏襲した「ROMEO No.2」が発売され、更に5年後の2009年、大正時代の原型を基にできたのが「ROMEO No.3」です。
このボールペンのデザインの美しさや書きやすさ、仕様等は語り尽くされていると思う。
それでも、紹介したい。
とにかく美しい。
とにかく書きやすい。
そして、使い心地もいい。
デザイン性も機能性も優れたボールペン。
それが、このROMEO No.3ボールペンです。
種類
素材の種類として、樹脂(レジン)製、レザー製、金属製があります。
この中でも、ロメオNo.3と言えば、樹脂製のモノが人気です。
樹脂製のモノは、マーブル模様となっていて一本の棒状の樹脂を手作りで削って作っているため、同じ色のモノでもすべて違う模様となっています。
このマーブル模様は光の当たり具合で表情を変えるので、クルクルと回して見るととにかく美しく、見ていて飽きない。
樹脂製のカラーは以下の通り。
イタリアンアンバー
イタリアングレー/ガンメタル
イタリアンブルー/ガンメタル
イタリアンベージュ/ガンメタル
イタリアンレッド/ロジウムメッキ
ブラック/ロジウムメッキ
ブラック/ゴールドメッキ
その他、伊東屋オンライストアとtopdrawerの店舗限定商品のグレー/ガンメタルがあります。
このうち、ブラックについてはマーブル模様ではありません。
ブラック/ゴールドメッキは、高級ボールペンによくある色合いのモノですね。
樹脂製には、太軸・細軸の2種類がありますが、僕が持っているのはすべて細軸です。
なので、ここでは細軸について紹介させていただきます。
価格は、細軸11,000円、太軸12,100円となっています。
2022年2月に価格改正により両方とも2,200円値上げされています。
現在、僕が所有しているのは、この樹脂製のイタリアンブルー、イタリアンアンバー、イタリアンベージュの3種類。
どの色もとにかく美しい。
そして、同じ色のモノも複数所有している。
写真を見ていただければ、同じ色でもそれぞれ模様が違うのが良くわかると思う。
個人的にはブルーは色合いが暗めでどれもマーブルが目立ち過ぎず、外れがないと思っている。落ち着いた色合いで、どこで使っても目を引き過ぎない。
ウイスキーや、ブランデー、紅茶のような色合いの琥珀色のイタリアンアンバーが特に人気があるようです。
ただ、アンバーやベージュはマーブル模様が良くも悪くもはっきり出るので、気に入る模様かどうかは好みが分かれると思う。だから、しっかりと現物を見て購入するのがおすすめ。
そして、特にベージュやアンバーのような淡い色のモノは、ボールペン上部の中に入っている金属部分がマーブル模様の入り方によっては透けてみえるので、気になるようなら現物を見たほうがいい。
マーブル模様には、この他にさらに日本の稀鳥を高蒔絵で描いたSpecial Editionというものがある。
イタリアングレー × 雷鳥(ライチョウ)、イタリアンブルー × 犬鷲(イヌワシ)等。
これは、値段が跳ね上がります。
デザイン・仕様
マーブル模様
デザインとして目を引くのは、すでに何度も書いたとおりマーブル模様。
中央のリング
中央に金属製のリングがあり、ROMEOのロゴと「No.3」の刻印が施されています。
ここにペンの重心があります。
クリップ
根元が太く、先端に向けて細くなっています。
先端が球体できれい。
僕はあまり胸ポケットに挟んだりはしないけれど、挟んでいるときれいに見えます。
天冠
天冠部分は時計の竜頭がモチーフとなっています。
そして、天冠も軸本体と同じ統一感のあるカラー。
デザインが着想になっているだけでなく、”大切な時間をこの筆記具と共に過ごしてほしいという想い”が込められています。
この天冠を回すと、芯が出てきます
なので、仕様は回転繰り出し式となっていますが、回転繰り出し式ボールペンは、軸全体を回して芯を出すものが一般的なので、これはユニークでいい。
そして、時計の竜頭と違って、大きいので回すのに苦労することもない。
利き手だけでも芯を出せます。
持ちやすさ
個人的に細軸はちょうどよい太さだと感じれらます。
見た目も細軸はスタイリッシュです。
そして、上にも書いたように、中央のロメオのロゴが入った金属部分のリングに重心が置かれています。
伊東屋のホームページに、「このリングがちょうど親指と人差し指の間に乗ることで重さが分散するようになっていいて、これが見た目の高級感はもとより長時間使っていても疲れにくい秘密」と書かれています。
まさにそのとおりで、ほんとうに持ちやすく設計されています。
そして、持ちやすさの観点で重要なことは触り心地。
アクリル樹脂の触り心地は、本当に気持ちがいいです。
しっとりした触り心地、ツルっとしているのに滑らない。
書いていなくても触りたくなります。
書き心地
書き心地はボールペン本体とリフィルとの組み合わせによりますよね。
ゲルインク
初期搭載のリフィルは、ゲルインク。
写真の通り、発色がきれいで、ゲルインクなので、ボテ(ダマ)もできずきれいです。
ただ、個人的にはゲルインクはあまり書き味が好きじゃないんですよね。
油性インク「easy FLOW」
初めてこれで書いたときは衝撃でした。
ほんとうに滑らかに書けて、それでいて滑リ過ぎることもない。
個人的には今まで書いたボールペンで最高の書き味です。
中田敦彦さんが絶賛していることにも頷けます。
ほんとうにスラスラした書き心地を味わえるので、考えていることを書きだすには最高です。
欠点と言えば、僕はコピー用紙に書くことが多いですが、インクの出が良すぎるので裏抜けしてしまうこと。個人的には裏は使わないから問題ないでけど、ノートに書く人はノートの髪質によっては裏抜けや裏移りしてしまうかもしれません。
この「easy FLOW」には青色リフィルもあります。
これもとても書きやすい。
ただ、ボール径は同じ1.0mmなんですが、なんか細い気がします。
書き心地も黒色リフィルと少し違うように感じるんですよね。
油性インク「ジェットストリーム」
パーカーリフィルなので、他にもいろいろリフィルはありますが、ジェットストリームは当然書きやすいです。
それでも、「easy FLOW」の書き味には劣ります。
ただ、「easy FLOW」はボール径が1.0mmなので、もう少し細めで書きたいなら、ジェットストリームはいいですね。
個人的には、
思考の整理やアイデア出しには「easy FLOW」、
メモには「ジェットストリーム」等使い分けるのがおすすめです。
他の色
この最高のボールペンで、僕は赤も使いたいんですよね。
なので、同じパーカーリフィルで赤色をいろいろ試してきました。
でも、いいのがなかった。
そんなときに出合ったのがリフィルアダプター。
▼別記事で書いています。
ROMEO No.3ボールペンに出合ってから、黒のインクでこれを使ってしまうと、その次によく使う赤インクもこのボールペンで書きたい。
そして、当然書きやすいリフィルを使いたい。
そう思ってきました。
このリフィルアダプターは、その願いを叶えてくれました。
僕は、ROMEO No.3 イタリアンアンバーで、リフィルアダプターを使ってアクロインキの赤で書いています。
リフィルアダプターを使えば、この最高のボールペンと書き心地の良いリフィルを組み合わせることができます。
例えば
ブラックで黒
イタリアンブルーで青
イタリアンレッドで赤
イタリアンアンバーで緑
みたいなことも可能。
贅沢過ぎますね。
まとめ
ボールペンって書ければなんでもいいっていう考えも全然ありだとは思います。
でも、自分が書きやすいモノにこだわって使用すれば、それだけで幸福度が上がるんですよね。
パソコン、スマホをメインで使ってても、筆記することはあります。
人に見せるものはパソコンで資料作るから、字は自分が見るだけなので汚くてもいい。
そう思っていたこともありました。
書いているときに自分が書いている字が汚かったり、読み返したときに分かりづらかったり。
めちゃくちゃストレスでした。
人に見せなくても、自分自身が書き心地を感じているんです。
そして、自分が書いた文字を見てるんです。
だからこそ
少しでも気持ちよく書きたい。
少しでもキレイな字を書きたい。
と思ったら、最高のお気に入りのペンで、少しでも書きやすいペンで書くべき。
そして、気に入ったペンを使っていれば、キレイな字を書こうと言う気になってくる。
そうするとよい循環が回り始めます。
仕事や勉強によい効果が表れてきます。
持っていて幸せに、使っていて幸せになれます。
ペンって、普通は書くために使うものですが
このペンで書きたくて、なにか書きたくなります。
今まで、あまりこだわっていなかった人にはぜひ試してみて欲しいです。
別にこのペンじゃなくてもいいです!
自分が気に入るデザインの書きやすいペンを使ってみてください。
僕にとってはこのペンが最高です。
コスパが良いとか悪いとかいうよりも価格に見合う価値は十分にあるものだと感じています。
何本も買っていますが、自宅用、職場用として使っています。
それから、自分で使う分には必要ないけれど、化粧箱もきれいなので贈り物にもおすすめです。
余談
僕は実物を見るまでは、アンバーやブルーが欲しいと思っていて、ベージュにはまったく興味なかったんですが、実物のイタリアンベージュを見ると本当にきれいだったので購入しました。
上でも書きましたが、淡い色は特に個体差が大きいです。
イタリアンベージュは、もっと茶色味が強いものだったりすると、全然違います。
この固体はゴールド感があって、とても気に入っています。
▼伊東屋 ロメオ No.4 多機能ペンの記事はこちら
これも素晴らしいペンです。