ウィルクハーンON.レビュー~最高のオフィスチェアを探して(5)
この記事は連載です。
▼ 第1話
▼ 第2話
▼ 第3話
▼ 第4話
今回は、ウィルクハーンONチェア購入後のレビュー記事です。
ウィルクハーンONチェアが届いた!
いやー、買ってしまいました。
2014年9月6日
ウィルクハーンONチェアが届きましたよ!
前のエンボディチェアが届くのも心待ちにしていましたが
今回もやっぱり待ち焦がれていましたよ!
いや、前回失敗して、今回はその教訓を生かした買い物。
欲しくてしかたなかったヘッドレストが付いている!
前回よりも何倍も楽しみにしていました!!
見に行ったショップではグリーンのONが展示されていましたが
僕が買ったのはブラックです。
タイプは、175/7H ハイバックアームチェア ヘッドレスト付です。
フレームもベースもアルミ艶消しタイプです。
キラキラのクロームメッキタイプもありますが、そのうち剥がれてくるとのことでしたし、確かにキラキラで綺麗なんですが、それよりも落ち着いたアルミの色がいい感じです。
それからシート奥行き調節付きというのがあります。
付けると2万円高くなりますが、付けました。
座面の奥行きの長さを調節できる機能なんですが、ないものは当然調節できません。
実際に座って見て、デフォルトの長さで問題なければなくてもいいでしょうが、やはりチェアってしばらく使ってみないとわからなかったりするので、付けた方がいいでしょう。
エンボディチェアの奥行き調節機能も手で引っ張るアナログ的な調節方法でしたが、このONの調節機能はもっとアナログ感があります。手で上から押さえつけると、座面が下がって短くなり、上に引き上げると座面が上がって長くなるというものです。これは、結構面白いです。
届いて眺めたら、やはりこのデザインは素晴らしいです!
他のオフィスチェアとは一線を画します!!
そして、座り心地も最高に気持ちいい!!!
ほんとに軽い座り心地で、まさに浮いている感覚です。
このイスの自由なことったら、本当に形容しがたいです。
浮いているかのような座り心地に加えあちこち自由に動く。
こんなイス、ないですよ、ホント!!
座ったまま、ムダに前後左右、斜めに動いていました。
エンボディチェアにはエンボディ体操というのがありますが
このONにも椅子に座ったままするストレッチが考案されています。
そして、このチェアは生地の肌触りもすごく気に入りました。
高額なレザータイプもありますが、僕が買ったのはポリエステル製3Dメッシュ(ファイバーフレックス)です。少しザラッとした肌触りがいいですね。
所有欲とともに、しばらく、愉悦に浸っていました。
腰が痛い!
ところがです。
しばらく、使用していたら、どうしたことか
腰が痛いのです。
確かこのイス、腰椎ヘルニア持ちの人もサイコーだと
ネット上に記載があったはずですが、
どうも腰が痛いのです。
このイスは、背もたれが腰の形状に合わせて湾曲していて、
腰のくぼんだ位置に背もたれの出っ張りをちょうど合わせるようになっているのですが、
背もたれを上下に動かしてみても、どうにも改善されません。
このイスのコンセプトは「動く」ということ。
だから、通常の高級オフィスチェアには当然のようについている腰を支えるランバーサポートがついていないのです。
じっと動かずに座っていることが身体に悪いという観点から、自由に身体を動かして健康的に座るという意図を持って作られたオフィスチェア。
だからこそ、しっかりと腰を支えて固定させる機能であるランバーサポートをつけることはこのチェアのコンセプトに反するからつけられないのでしょう。
しかし,それが僕の腰痛の要因となってしまっていました。
動くのは気持ちいいですが、ずっと動いているわけにもいきません。それじゃあデスクワークはできないですよね。
そして、背もたれからヘッドレストまでが一体となっていて、
上下にスライドさせて調整するので、腰の位置に合わせて調整すると、それに合わせてヘッドレストの高さも動いてしまいます。
だから、ヘッドレストの位置が合わないのです。
みんな座高って違うから、このイスは身体に合っていなければ、どうしようもありません。
だから、僕はヘッドレストに車のシート用のクッションを置いたりして調整していました。
こんな感じです。↓
そして、このイスは大きいので、アームレストの位置も当然左右に広がっています。
ゆったりと寛いでいるぶんには特に問題ないのですが、
細身の体型の僕にとって、デスクワーク時には、アームレストの位置が外側過ぎるのです。
もう少し内側に寄ってくれれば……
そして、長時間だとアームレストが硬いので、ちょっとツラい。
ONチェアにはレザータイプの製品もあって
そのタイプだとアームレストは柔らかい素材でできているのですが
これは値段が跳ね上がります。
通常タイプでも相当高いですが、レザータイプはちょうど2倍くらいの値段です。
レザータイプは、これです。↓
オフィスチェア選びは難しい!
やはり、オフィスチェアは慎重に慎重に検討しないと難しいです(苦笑)。
でも、ショールームではそんなに長時間座ることは難しいですからね。
上記の不都合のどれも、しばらく座って仕事をして初めてわかったことです。
それにしても、期待を込めて買ったのに……。
残念でなりません。
誤解のないように言っておきますが、このチェアもオフィスチェアとしては革命的なチェアであり素晴らしいチェアであるというは間違いないです。
僕には合わなかった……ただ、それだけ。
▼ 次回に続きます。